どうして中学受験を目指すことにしたのか
公立小学校に通っていますが、場所柄、割と中学受験をする率の高い学校だと思います。早いうちから塾に通っているお友達もいましたが、公立畑でずーっときた私にとっては「中学受験なんて意味あるかなー?」と全く興味なく。
4年生くらいになったら考え始めればいいかーと、本当にぼんやり考えてました。
当時小3の息子。
学校での学力はまずます。好きな教科は算数。計算・暗算が早い。
理解力は低くなく、教えればわかる。でも宿題はちゃんとやったりやらなかったり。家で宿題に付き合うような時間的余裕は夫婦ともになく、音読を聞くくらい。これもやらない日も多かったです。
持ち物も小3くらいになるとまぁいい加減で、明日の時間割は親も分からない状態。ランドセルの中を時々開けるとぐしゃぐしゃのプリントや返ってきたテスト。そのまま閉じてしまいそうになるのを堪えて整理。筆箱なんか途中から持っていってなくて、鉛筆1本をランドセル直入れするような、そんなワイルドな息子です。
ただ今思うと本を全然読まない子でした。これが今になって結構影響しているのか(読書の好き嫌いは関係ないともいわれるようですが)、そもそも文章を読むことに心理的ハードルが高く、更に細部まで読んだり心情把握が苦手(いわゆる物語文)。読書を楽しいと思うようにしてあげればよかったと思っています。
あまりに勉強習慣が無くて、家では机にじっと座っていられないので、これはいよいよまずいかなぁと夫と相談し、ネットで調べ、徒歩5分の個人塾に通わせることにしました。
若い先生が一人でやっている塾で、初回に私一人でお話しにいきました。その時に、先生から中学受験のメリットを話していただきました。
やはり私立中学の手厚さは公立では得られないこと。
中高一貫に行けば、途中で受験することなく興味のあることに打ち込めること。
その時に、今後本気で中学受験を志すなら検討したい4つの塾を教えていただきました。(後でまた記事します)
そして最初はマンツーマンに近い形ってどうなんだろうと思いましたが、先生がたくさん情報を下さり、信頼できる方だったので、入ることに。いろいろあって数ヶ月でその塾はやめてしまったのですが、あの時あの塾に入らなければ第一歩を踏み出すことも無かったし、とても感謝しています。
中学受験というアンテナが立つと情報が色々入ってくるものです。
公立学校に比べるとやはり先進的なことをどんどんやれる仕組みであること(コロナ禍においてそれが顕著だったこともある)、平均あるいは下に合わせる教育ではなくできる子・できることを伸ばしてくれる環境。
息子の小学校にもいろいろと思うところはありました。公立学校なので仕方ないと思いつつ、古いやり方や、不合理なやり方。
元々私も夫も合理的な考えを持っているため、協調や集団行動を考えてやむなしとは分かりつつ、息子にとって本当に良いことなのか疑問に思うことは多々。
公立中学でも十分楽しく有意義にやっていけると思います。でも、それでも可能性はより伸ばしてあげたいと思ったときに、中学受験は絶対するべきじゃないかと思い始めました。
息子の考えはどうだったかというと、小3時点で、これまで中学受験なんて考えたこともない子が、それを良いと思うかそうでないかなんて判断できません。ただ、中高一貫のイメージが強かったらしく、高校受験をしなくて良い、というのが当初かなり大きなモチベーションになっていました(笑)
学校見学をしたり、情報を得たり、友達が同じ受験に向けて頑張ったり、塾で友達が出来たりする中で、当然するべきこと、という感じになっていったなと思います。
このイメージ作りはうまくいったと思います。
「中学受験はいつでもやめても良い」と伝えていましたが、本人が今のところずっと「受験したい」と言っています。
そんなきっかけでスタートした我が家の中学受験です。